第89回全国高校野球選手権大会
第89回全国高校野球選手権大会
昨夏の選手権大会が終わってから今日まで、野球について大きく話題になった
出来事が二つあります。
斎藤佑樹選手の「ハンカチ王子」ブームと、松坂大輔選手の大リーグ移籍です。
去年のいまごろ、まあ、誰が「ハンカチ王子」という言葉が誕生し、
それが大ブームに予想したでしょうか。
あっという間の広がり方、世間が傾いていくスピードに驚きました。
ご本人はもっと驚いているでしょうけれど(笑)
さて、ハンカチ王子が出たことで、昨夏の甲子園を経験している選手たちを
「ハンカチ世代」と呼ぶようになりました。
「○○世代」という言い方は、「松坂世代」からではないでしょうか。
松坂大輔投手が100億円で大リーグに移籍して、いま彼らはどう思っているのだろう。
プロ野球であれだけ活躍して大エースになったにもかかわらず、甲子園で戦った
かつてのライバルたちを心配し、故障した選手のために医者を紹介したりするんですね。
ドラフト指名された選手には携帯電話で「おめでとう、やっと来たな」とお祝いをする。
偉ぶらないで友達を思いやる気持ちを持ち続けること。
彼が一流の野球選手というだけでなく、一流の人間性の持ち主であるという証明でしょう
。
松坂大輔選手にしても、甲子園はそれだけ特別な場だったということです。
遊び盛りの高校生が欲望を制御して、ためにエネルギーを燃やし尽くすのですから。
甲子園は今日から開幕です。
大会が始まりました。
私たちは結晶を観ようじゃありませんか。
のちに、新たな「斎藤佑樹」「松坂大輔」が誕生しているかもしれません。
あっという間にヒーローが誕生することは昨夏が実証していますからね。
どんな選手と出会えるか、私もワクワクしています。